JP_Stripes で LT 登壇してきました!
2019年4月26日に開催された JP_Stripes Tokyo Vol.12 に「 Billing でサブスク決済を実装してよかった話」というタイトルで LT 登壇させていただきました。
はじめに
今回の LT は、「 Billing でサブスク決済してよかった話」というタイトルで発表しました。
スライドはこちらです。
この記事は、LT で発表したことを文字で起こした記事となります。要点だけを知りたい方はスライドをご覧ください。
JP_Stripes とは?
JP_Stripes とは、オンライン決済のプラットフォームである Stripe を日本で利用するユーザのコミュニティです。
今回は東京で12回目の開催となるイベントで LT 登壇をさせていただきました。
JP_Stripes のイベント情報は、 Event Regist で公開されているようです。
発表内容「 Billing でサブスク実装してよかった話」
Billing ってなに?
一言で説明すると「 Stripe が提供している、定期支払いを簡単に実現できる API 」です。
詳しい説明は公式サイトをご覧ください。
↓
stripe.com
MVPとして始まったサブスク決済
私が所属する会社のサービスでは、サブスクを提供しています。サブスク実装当初は、 MVP ということもあり、支払い日になったらスタッフが Admin 画面から手動でサブスク継続処理を実行していました。
軌道に乗りはじめ、スタッフから嬉しい悲鳴が...
サブスク機能をリリースしてから、嬉しいことに契約者が増えていきました!
しかし、サブスク契約者が増えるのに比例して、スタッフが手動でサブスク継続処理を実行する手間も増えていきました。
その結果、スタッフから サブスク決済の自動化 や 管理画面のバージョンアップ を求める声があがります。
スタッフの要望に対応するコストの高さ
1. サブスク決済自動化
当時は Stripe ではない他のオンライン決済サービスを使用していました。
そのオンライン決済サービスには、サブスクのサービスが提供されていなかったため、サブスク自動決済機能を実装しようとすると、全て自前で用意する必要がありました。
そのため、対応するコストが非常に高く、判断に迷っていました。
2. 管理画面のバージョンアップ
また一方で、サブスク契約者が増えてきたので、サブスク契約者の予約状況なども管理画面に表示してほしいといった要望も上がりました。
ひとつひとつの要望への対応コストはそこまで高くありませんが、今後要望があがるたびに機能追加していくとなると、メンテナンスコストが高まります。
悩めるエンジニアに決済サービスクローズの追い打ち
スタッフの要望にどう対応しようか悩んでいたある日、当時利用していた決済サービスがクローズするというアナウンスがありました。まさに追い打ち。。
サブスクの自動化や管理画面のバージョンアップ以前に、迅速に他の決済サービスに移行しなければならない という状況になってしまいました。
Stripe との出会いでピンチがチャンスに!
様々なオンライン決済サービスを調査してみたところ、 Stripe を導入すれば悩みの種となっていたサブスク周りの課題も一緒に解決しそうなことがわかり、移行が行われました。
1. サブスク決済自動化
Stripe には Billing というサブスク機能を簡単に実装できる API が提供されているため、 サブスク自動決済機能を自前で用意する必要がなくなりました。
2. 管理画面のバージョンアップ
Stripe には高機能な管理画面がすでに準備されているため、 管理画面も自前で用意する必要がなくなりました 。そのおかけで、将来かかったであろう管理画面のメンテナンスコストも実質なくなったことになります。
Stripe と出会ったおかげで、オンライン決済サービスのクローズというピンチを乗り越えただけでなく、これまでの悩みまで解決してしまいました!
まとめ
オンライン決済サービスとして Stripe を導入し、 Billing というサービスを利用したことで サブスク自動決済機能 を自前で用意しなくてよくなっただけでなく、 サブスク契約者の管理画面 も自前で用意してメンテナンスしていく必要もなくなりました。
自前で用意するものがなくなったおかげで、 自分たちのサービスのコアとなる部分の機能開発によりいっそう時間をさけるようになった ということが Stripe の Billing を導入してよかったと思えることです。
Stripe に移行したときのより詳しい話
Stripe に移行したときのより詳しい話については、私が所属するチームのリーダーが記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。